ネイチャーゲームプログラム

第一段階		カワウソ	遊びの要素にあふれた活発な活動
第二段階		カラス	感受性を高め、注意を集中する活動
第三段階		クマ	自然との一体感を感じる活動
第四段階		イルカ	理想と共感をわかちあう活動

参加者の心理状態や学習テーマに合わせて、個々のゲームを組み合わせる手法をフローラーニングと言います。フローラーニングには、カワウソ・カラス・クマ・イルカと呼ばれる４つの段階があります。指導者は、この各段階を組み合わせて、効果的な学習の流れをつくることができます。

［ねらい］	・屋外でよく聴く力、集中力を高める。・「食う食われる」の関係を、実際に体験しながら学ぶ。・自然界の仕組みを学ぶ。
［ゲーム内容］	・簡単に言うと目隠しをした鬼ごっこです。鬼役のこうもりは、ガの声をたよりに追いかけて捕まえます。レンゲ畑を思いっきり踏み荒らし、楽しく畑フィールドを逃げ回る体感を得てください。
［実施条件］	人数：６～30人年齢：5歳以上～80歳時間：20～40分
［展開・応用・発展例］	楽しくカラダを動かす運動は、初対面の緊張をほぐしたり、最初にエネルギーを発散させてから次第に静かで落ち着いた行動に移る場合に大変有効な活動です。新入社員研修などに取り入れてみてはいかがでしょうか。

CEOファーム真野エリアでは夏の夕暮れに、実際に飛び交うこうもりを見ることができます。ちょっと見た目にはスズメが飛んでいるように見えるので、夕方スタッフに聞いてみてください。

［ねらい］	・自然からの発想を得る・観察力を高める・感覚を研ぎ澄ます
［ゲーム内容］	・野山にあるものが書かれたビンゴカードを持ってファームの周辺を歩き、対象物を探し出す。書かれてある項目は「くすぐったいもの」「甘いにおい」など、その人の主観に基づいて探せる項目だけに歩き回る行動力や連想・発想や観察力などフルに力を発揮する必要があります。
［実施条件］	人数：3人以上年齢：親子であれば4歳以上時間：30～60分
［展開・応用・発展例］	マスの項目は参加者によって難度を変えて実施します。例えば「秋を感じるもの」「すみか」などです。会社で「時間が節約できるもの」とかで、フィールドビンゴをやってみれば、会議室の中で考える事柄とは違ったものが見つかるかもしれませんね

CEOファーム真野エリアでは日本の標準的な野・山・池・川が近くにあります。比較的安全にフィールドビンゴを楽しんでいただけます。

［ねらい］	・足元の世界への関心を高める・土壌表面の観察・小さな生き物の気持ちになる
［ゲーム内容］	・ミクロ世界を探検するための動機づけとなる導入をする・糸の枠内の自然を虫メガネで観察する・終わりの合図で集合して、気づいたこと感じたことを話しあう
［実施条件］	人数：1～30人年齢：4歳以上時間：20～40分
［展開・応用・発展例］	足元の自然だけではなく、木の幹や枝などで行っても面白いでしょう。虫などが出てきそうな穴を狙って、じっくり観察してみても面白いでしょう。虫に出会ったら驚かさない程度に追いかけてみてもよいでしょう。発見したものを絵に描いて発表することもできます。

CEOファーム真野エリアでは、広いレンゲ畑があります。レンゲ畑に腹ばいになって、そこに住む生き物を観察してみても面白いでしょう。

［ねらい］	・人間以外のものの視点を持つ・自然に対する理解と共感を育む
［ゲーム内容］	・自然へのインタビューカードを配る・心に留まる自然物を選び、自然へのインタビューカードから　質問をしてみる・自然物へからの答えに耳を傾ける・集合の合図の後、気づいたこと、感じたことを話しあう
［実施条件］	人数：1人以上年齢：8歳以上時間：30分以上
［展開・応用・発展例］	カードがなくてもどこでもインタビューは実施できます。人間とは別の視点になって様々なものにインタビューしてみましょう。

CEOファーム真野エリアでは、四季折々の自然がいっぱいです。是非たくさんの自然の声を聴いてみてください。

［ねらい］	・体感や感じたことを振り返り、分かち合う
［ゲーム内容］	・ルールの説明・3～４名のグループにわけ、各グループに紙と筆記具を渡し、詩のテーマを伝える・各グループ内で読んでみる。共通体験や各自の発想のこと、感じたことなどを話しあってみる・全てのチームが終了したら、各グループに朗読してもらう
［実施条件］	人数：3人以上年齢：10歳以上時間：20分以上
［展開・応用・発展例］	・キャンプやハイキングの締めくくり、サイレントウォークなどのじっくりと自然を体験するアクティビティのまとめなどにぴったりです。・お題を決めて実施するのもよいでしょう

ＣＥＯファーム真野エリアからは、比良山や琵琶湖など自然がたくさん望めます。詩の題材にも事欠きません。素敵な詩を作ってみてください。