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数字よりも大事なものがある‘和’と‘共生’の経営を目指す
好きな歴史上の人物を教えてください
織田信長

(尾張守護代織田家に生まれる。戦国時代から安土桃山時代の武将。卓越した戦略で周辺の大名を破り戦国時代を終結に導くが、天下統一を目前に家臣明智光秀の謀反により、本能寺にて自害。)

うちの墓は大徳寺の総見院にあるんですが、実は信長公の墓も同じところにあって、すぐ近くなんです。だから非常に身近と言ったらおかしいけれども、そんな風に思っています。その生き方も魅力的ですよね。天才肌で、物の考え方がとにかく斬新。海外の色々な知識や物を集めたり、安土城を建てたり、鉄砲を使った戦法もそうやね。革新的なことをどんどんやって、もともと小さな豪族に過ぎなかったのが、天下を平定する一番最初の功労者になった。リーダーとしても学ぶところがあります。つまらない仕事を楽しくさせたり、エキサイティングに仕事をさせたり、部下を動かすのが上手い。確かに仕事と言うのはそんなに楽しい、面白い、というものじゃない。だけどその仕事をやる意義を見出すことができれば人のモチベーションは上がる。彼はそこを良く分かってたんでしょうね。一番身近に感じられて、好きな武将ですね。
座右の書・感銘を受けた本を教えてください
実学

稲盛和夫著

会計学を中心に、「アメーバ経営」など、稲盛さんの商売・経営に対する考え方や姿勢が色々なケースを通じて書かれていて、非常に勉強になります。稲盛さんの本は、仕事の、そして人生の参考書としてよく読んでますね。「会社の使命は、そこに働く従業員一人一人に物心両面の幸福をもたらすと同時に、人類、社会の発展に貢献することである」という経営理念を掲げていらっしゃるけれども、ほんとに素晴らしい。この物心両面という、心の方も満たされないとあかんというのがね。成果主義が一時期もてはやされたけど、日本人には合わないんじゃないかなあと思う。もちろん会社はプロの集まりですから、切磋琢磨してやっていかなあかんけれども、それで人間関係がギクシャクしてしまったらどうしようもない。聖徳太子の時代から、日本人のDNAとして残ってるのは「和」とか「共生」であって、成果成果で突っ走るだけでは結局くたびれてしまうと思う。それより人間として成長すること、またその過程が大事なんですよ。僕は経営の中でそういうことを大事にしたい。
習慣としていることを教えてください
早寝早起き、スポーツジム通い
まあいわゆる健康オタクなんです。しっかり食べるしね。今年64歳になるけど、やっぱりいつでもテンションを高めていたい。付き合いも多いからコンディションを整えておかないといかんし。だから毎日早く寝るし、朝は大体5時半には起きますよ。
また近くに医者の経営するスポーツジムがあってね、専属のトレーナーについてもらって、大体週に2回ぐらい行ってます。あとは、漢方薬を飲むのも習慣ですね。父親がもともと薬屋で丁稚奉公していたこともあって、薬に詳しかったから、その影響もあって。
年相応って言葉があるけど、年齢とは逆にもっとバリバリやれるようになっていきたい。僕は年不相応でいたいと思ってるんですよ。
生き方・考え方に影響を与えていると思う出会い、言葉を教えてください
顧客満足、従業員満足
これも稲盛さんの考え方をお借りしてるんですけどね。顧客満足はもちろん大事です。ただそれだけ考えていても良くないし、やっぱり従業員が満足するような会社づくりをしていかなあかんと思う。コミュニケーションを図るために懇親会はずっとやってるし、誕生日会もずっと続けてる。月に1回、朝会の中でですが、その誕生月の社員を皆で祝って、ケーキなんかを持って帰ってもらう。ケーキじゃなくて花を家に送ったりするのが良いかな?とか色んなことを考えたり工夫したりしています。まあたいしたことはしてないわけだけど、常に僕らの気持ちや想いが伝わるきっかけをつくっていきたいし、気持ちの触れ合う機会は多い方がいい。気持ちの部分で手抜きをしちゃいけないと思う。難しいことを言うより何より、気持ちさえ通じてたら、社員も僕も皆で頑張れるわけですからね。
最後に京都という地で事業を展開してよかったこと、大変だったことを教えてください
京都観光を営業のツールとして活用できていること
お客さんとの息の長いお付き合いを考えたとき、京都という土地は良いツールになります。取引先に来ていただくのにも、祇園祭をご覧になりませんか、というのがセールストークになる。鴨川の床などは、同じ食事をするにも印象が随分違うし、やっぱり喜ばれますね。また、京都となると奥さんと一緒にいらっしゃることも多くて、それだけリラックスしていただけるし、親近感も持っていただけます。営業や実務がしやすい環境づくりという上でも十分に役立っていると思いますよ。
また京都は、日本の歴史・文化が凝縮されていて、時代と共に変化するところと守るべきところが明確です。僕の商売に対する考え方もそういう部分があって、この土地の気質が影響しているのかな、と思いますね。
(記載内容は2007年8月時点における情報です)