経営者の生き方から自分を活かす働き方発見・学びサイト「CEO-KYOTO」

自分の手で 嫌いを好きに変えていく
好きな歴史上の人物を教えてください
新島襄、伊藤博文ら、明治維新前後に海外渡航し日本を近代化した人たち
シベリア鉄道で旅をした頃、海外のスーパーマーケットに行くと、日本製のものといえば安い服とか皿とか、そういういうものしか置いていなかった。『ヒロシマ・ナガサキ』以外の日本はほとんど知られていなかったね。それよりもずっと以前の明治維新の頃、もっともっと名も無き国だった日本から、その小さな国の将来を切り開くために海の向こうに渡った人たちを尊敬しますね。自分のためじゃなく、日本のために敢えて逆境の中に出て行く、その志が大きい。そして、そこで学んできたことを今度は自らの手で試行錯誤しながら実現させるという姿勢は、私自身の人生においても共感し、共通する部分が多いね。
座右の書・感銘を受けた本を教えてください
病気にならない生き方

新谷弘美著

(最近読んだ本の中で20〜30代に勧める本として)

特にこの一冊という風には決められない。それぞれの本から色々なエキスをもらって経営する上で実践はしているけれどね。その中で、最近10冊ほど購入して社員に送ったのがこの『病気にならない生き方』。生きることの基本は、健康であること。仕事も遊びも健康やから楽しめる。病気になってしまえば、夢もそこで挫折してしまうかもしれない。もちろん本にある通りに生きるのは難しいけれど、知識を持っているのといないのとのでは大きな違いですからね。
習慣としていることを教えてください
筋トレ

ちょうど一年前から体を鍛えています。「為せば成る」と思ってね。大阪営業所の女性社員と「お互い頑張ろう」と約束して、毎日一時間かけて、腹筋、背筋、腕立て、鉄アレイ、スクワット…とやっていますよ。

会社でも3年前から導入した社員のモチベーションを高める仕組み『TEMPAS(Tanitec Employee Motivation Promote Appreciate System)』の企画のひとつとして、メタボリック症候群防止キャンペーンや禁煙キャンペーンをやって、健康診断で去年より数値が良くなったり、禁煙できたりすると報奨金がでるようにした。『健康になってお金をもらう』なんて、嬉しいでしょ。「頑張ろう!」と思う社員の背中を会社がちょっと押してあげる。やはり、そういうふうにお金は使いたいですね。
生き方・考え方に影響を与えていると思う出会い、言葉を教えてください
世界を旅する中で出会った人々

やはり世界を一周してから、「人間を大切にせないかんな」と思うようになりました。当時のアメリカに行ったら、人種差別が本当にすごくてね。僕は敢えてシカゴやニューヨークのハーレムに行って一緒に住んでいたんですよ。雑魚寝の安宿を泊まり歩いて、いろんな人と話をしてね。「差別は絶対にアカン」という思いが日に日に強くなった。やっぱり、その時の「人はみんな幸せになる権利を持っているんや」という思いが、谷テックのポリシーである『「会社の繁栄」と「社員の幸福」』につながっているんですよ。社員が幸福になれば、会社も幸せになるはずだからね。先に話したTEMPAS制度の中でも年に一度最も頑張った人を社員投票で選ぶ『ベストモチベーションクリエーター』というのをやっているんです。誰がどう頑張っていたかを理由を明確にして投票してもらうことで、互いに伸ばしあってモチベーションをあげていくわけです。
自分が会社に入った時には、この仕事が好きじゃなかった。嫌々やっていたのを、好きになるように変えていった。社員たちは自分でこの会社を選んで入ったわけだから、会社を幸せにする義務がある。それで自分も幸せになってほしい。「ああ、入ったけどオモロないな」って言ってるだけじゃ、それこそ面白くない。『環境は自分で変えていける』ってことをきちんと社員に気づかせてあげられる会社であり、社員を幸せに出来る会社であろうと、頑張っているんですよ。

最後に京都という地で事業を展開してよかったこと、大変だったことを教えてください
古都京都の特色
私は大阪生まれ大阪育ちで、高校にあがって初めて京都に住んだ。京都は伝統と格式がある街だから、なかなか本音を言ってくれないようなところがあって「難しいなあ」と感じたね。ただ、海外に行って帰ってくると、「京都はいいなあ」と思う。外国からのお客様には必ず京都を案内しますね。他にも社員の家族たちと一緒に嵐山へハイキングに行ったり…。そういう楽しみ方ができるところが、京都の良さですね。
(記載内容は2007年3月時点における情報です)